コレラ毒素(cholera toxin) †
小腸に到達したコレラ菌が放出する毒素。小腸上皮細胞の細胞膜に発現しているGM1ガングリオシドに結合し細胞内に取り込まれ、最終的にサイトゾルに侵入することで毒性を発揮する。*1
リサイクリングエンドソームに局在するエベクチン2とホスファチジルセリンによって細胞膜からゴルジ体に輸送されることが確認されている。
サイトゾルでは三量体Gタンパク質のADPリボシル化を行うことで、その恒常的な活性化を引き起こす。その結果としてcAMPの濃度が異常に上昇し、電解質と水が大量に漏出することでコレラ特有の激しい下痢の原因になると考えられている。
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このページの最終更新日時: 2018-12-05 (水) 09:46:01