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TNF-αに対するモノクローナル抗体(ヒト抗体)のひとつ。関節リウマチの治療薬。商品名はシンポニー。*1
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1個のB細胞から産生された抗体のコピーのこと。医薬品の分類では分子標的薬。チェックポイント阻害抗体となるものもある。抗体はB細胞より産生されますが、その1個のB細胞から産生された抗体のコピー、すなわちクローンをモノクローナル抗体といいます。モノクローナル抗体の種類は、マウス抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体、ヒト抗体があります。血清から精製するポリクローナル抗体と異なり、抗体産生細胞から無限に生産が可能であり抗体医薬に使用される。マウスなどの動物のB細胞に由来するものであるため、ヒ…
人為的に遺伝子を導入した生物から産生されるタンパク質を利用して作られた治療薬。関節リウマチの治療において重要。生物学的製剤とは、遺伝子学的手法を用いて、目的に応じて人為的に作り替えた遺伝子を生きた細胞に導入し、この遺伝子に作らせたタンパク質を精製したものである。-インフリキシマブ(レミケード)-エタネルセプト(エンブレル)-アダリムマブ(ヒュミラ)-トシリズマブ(アクテムラ)-アバタセプト(オレンシア)-ゴリムマブ(シンポニー)-セルトリズマブ(シムジア)広義には、ワクチン製…
ゴリムマブの商品名。
モノクローナル抗体のひとつ。ヒト抗体遺伝子の大部分を導入したマウスに抗原を注射して作られる抗体。ヒトから摂取した抗体という意味ではない。ヒト抗体を作る方法には以下の2つがある。+ヒトの免疫グロブリン遺伝子を発現するように遺伝的に改変したマウスに目的の抗原で免疫反応を起こさせる+ヒトの細胞から取り出した免疫グロブリン遺伝子を試験管内で発現させて抗体分子(の可変部)を作らせる
自己免疫疾患であるリウマチのひとつ。関節の滑膜の炎症によって滑膜の増殖が起こり、痛みとともに関節中の骨や軟骨、腱が破壊され、関節が変形する。痛みのある関節を動かさなくなることで、関節の可動範囲が狭くなったり関節がひとかたまりの骨となって動かなったりといった症状が現れる。75%の患者でIgG分子に対する自己への抗体が検出されるため、B細胞およびヘルパーT細胞の免疫寛容に異常が起こっていると推測されている。一卵性双生児では、共に関節リウマチを発症する確率が15〜34%程度である。…
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