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細胞の内、細胞質から細胞小器官を除いた液状成分のこと。サイトゾル(サイトゾール)とも呼ばれる。種々のイオンや酵素などのタンパク質を含む。細胞質基質のpHは7.0〜7.4程度の中性。解糖が行われる場。細胞小器官が浮かんでいる液体の部分を細胞質基質あるいはサイトゾール(cytosol)と呼んでいる。サイトゾールにはカリウムイオンなどのイオン類のほか、多くのタンパク質やその原料であるアミノ酸、ブドウ糖などが溶け込んでいる。細胞質基質と細胞小器官を合わせて原形質と呼ぶ。オートファジー…
小腸に到達したコレラ菌が放出する毒素。小腸上皮細胞の細胞膜に発現しているGM1ガングリオシドに結合し細胞内に取り込まれ、最終的にサイトゾルに侵入することで毒性を発揮する。リサイクリングエンドソームに局在するエベクチン2とホスファチジルセリンによって細胞膜からゴルジ体に輸送されることが確認されている。サイトゾルでは三量体Gタンパク質のADPリボシル化を行うことで、その恒常的な活性化を引き起こす。その結果としてcAMPの濃度が異常に上昇し、電解質と水が大量に漏出することでコレラ特…
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