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コハク酸にひとつのコリンが結合したエステル。
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ジカルボン酸のひとつ。琥珀を蒸留した際に得られたことから名付けられた。容易に水分子を失って無水コハク酸となる。貝類や清酒の旨味成分であり、大腸がんや胃がんなどのがん細胞の増殖を抑制する効果が報告されている。クエン酸回路の中間代謝産物であり、コハク酸デヒドロゲナーゼによって酸化されフマル酸となる。また、スクシニルCoAがスクシニルCoAシンテターゼによって分解されることでも生じる。この際にGDPからGTPが生み出される。工業的には無水マレイン酸の水素添加によって生成される。
様々な動植物に含まれるレシチンの構成要素。分子式は C5H14NO 細胞膜の構成成分であるホスファチジルコリンやスフィンゴミエリンなどの合成に必要であり、全ての動物細胞にとって必須。ヒトの体内では、ホスファチジルエタノールアミンから合成されるが、わずかな量であるため食事からの摂取が必要。血小板活性化因子やベタインの前駆体ともなる。体内のコリンの95%はホスファチジルコリンとして生体膜に存在する。神経伝達物質であるアセチルコリンは、コリンとアセチルCoAがエステル結合した化合物…
スキサメトニウムの塩化物。運動終板に作用し、脱分極を起こすことで筋を弛緩させる。血漿のコリンエステラーゼにより速やかに分解されてコリンとサクシニルモノコリンになり、サクシニルモノコリンはさらにコリンとコハク酸に分解される。
酸とアルコール(ヒドロキシ基)の結合(エステル結合)を持つ化合物の総称。酸とアルコールの脱水縮合によって生成する。
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