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牛乳を乳酸菌や酵母の働きで発酵させた食品。発酵乳とも呼ばれる。乳に乳酸菌が入るとなぜヨーグルトができるか? 乳の中には乳糖という糖分が含まれています。乳酸菌は、この乳糖を栄養源として増殖し当然多量の乳酸を生成します。また、乳には、カルシウムやリンなどが結合したカゼインという特殊なタンパク質が2~3%含まれています。このカゼイン分子は、幾つも集まって微粒子(1万分の1mm程度)となり、目には見えませんが、乳中に無数に浮かんでいます。このカゼイン粒子に乳酸が作用すると、カゼインに…
ストレプトコッカス属の乳酸菌のひとつ。通性嫌気性。ヨーグルトやチーズを作る際のスターター菌として認定されている。熱に強い特性を持ち、市販されている製品にも多く使用されている。60℃30分の加熱殺菌では死滅せず、45℃で良好な増殖を示す。名前のサーモフィルスは熱を好むことを意味する。腸内環境改善作用を持ち、便秘や下痢の改善などに効果的とされる。ブルガリア菌(ラクトバチルス・ブルガリカス)はサーモフィルス菌生育に必要なアミノ酸やペプチドを作り、サーモフィルス菌はブルガリア菌生育に…
糖類(特にオリゴ糖)を嫌気呼吸によって代謝してエネルギーを得て、乳酸を放出する細菌の総称。特定の細菌を指す名前ではない。乳酸菌の多くは通性嫌気性。乳酸菌の厳密な定義は「グラム陽性の桿菌または球菌で、カタラーゼ陰性、運動性なし、内生胞子を形成せず、消費したグルコースの50%以上を乳酸に変換し得る細菌」乳酸菌は、自然界のあらゆる環境に生息しており、200種類以上が確認されている。自然環境に存在する乳酸菌を分離して、有用物質を生産する菌を見つけることで、それを食品などに利用する。乳…
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