健康用語WEB事典

ザイモサン(zymosan)

酵母細胞壁を構成する多糖類プロペルジンと結合して第二経路によるC3の活性化に関わる。*1

炎症樹状細胞発現する免疫受容体CD300bは、ザイモサンに含まれる脂質であるフィトスフィンゴシンを認識して活性化され、真菌感染による慢性炎症を促進することが報告されている。*2

脾臓CD11chigh細胞はザイモサンの刺激に対して大量のIL-12p40のみを産生し、選択的にTh1細胞を誘導する。*3

*1真菌と真菌症 Zymosanと補体 小山次郎: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjmm1960/24/2/24_2_89/_article/-char/ja/
*2真菌成分が炎症を悪化させるメカニズムを解明|順天堂: https://www.juntendo.ac.jp/news/20190116-01.html
*3KAKEN — 研究課題をさがす | 粘膜ワクチンアジュバントとしての微生物由来免疫活性物質の標的細胞の同定 (KAKENHI-PROJECT-23590570): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-23590570/

ご意見・ご要望をお聞かせください。


ザイモサンに関する情報を検索
[学術機関を検索] [政府機関を検索]



この用語を編集/画像添付
このページの最終更新日時: 2020-08-23 (日) 12:42:39