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シクロオキシゲナーゼ-1(cyclooxygenase-1 : COX-1)

シクロオキシゲナーゼのひとつ。ほぼ全ての細胞に常時発現している構成型酵素。主に粘膜血小板などに存在する。*1*2

インドメタシンアスピリンなどの非ステロイド系抗炎症薬の作用はCOX-1およびCOX-2を阻害することによるが、この阻害の副作用として粘膜腎臓血小板の機能障害が起こる。粘膜障害はCOX-1の阻害作用により発現すると考えられている。*3

ミクログリア神経保護的な役割に関与する可能性が示唆されている。*4

タグ: 酵素 炎症 シクロオキシゲナーゼ 細胞 NSAIDs

*1名城大学薬学部 薬品作用学研究室 非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs,解熱性鎮痛薬): http://www-yaku.meijo-u.ac.jp/Research/Laboratory/chem_pharm/mhiramt/EText/Diseases_Drugs/NSAIDs.htm
*2COX-2 阻害薬メロキシカム(モービック)の薬理作用と臨床効果 日本ベーリンガーインゲルハイム(株)川西医薬研究所薬理学部 荻野桂子 大杉武 佐藤壽 医薬マーケティング部 斎藤和重: https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/120/6/120_6_391/_pdf
*3歯薬療法 古くて新しい鎮痛薬アセトアミノフェン: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsotp/28/3/28_3_109/_pdf/-char/ja
*4KAKEN — 研究課題をさがす | 活性化マイクログリアにおけるCOX-1の機能に関する検討 (KAKENHI-PROJECT-24790269): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-24790269/

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このページの最終更新日時: 2021-10-31 (日) 08:13:03