シナプス刈り込み(synaptic pruning) †
生まれた直後のヒトを含む哺乳類の脳には、必要以上のシナプスが存在する。その中の必要なシナプスのみのを残し、不要なシナプスを除去する過程のこと。P/Q型カルシウムチャネルが必須であることが報告されている。*1
生後間もない脳には過剰な神経結合(シナプス)が存在するが、やがて必要な結合は強められ、不要な結合は除去されて、機能的な神経回路が完成する。この過程は「シナプス刈り込み」と呼ばれ、神経回路発達における普遍的現象であり、その異常は統合失調症や自閉症とも関係すると考えられている。*2
小脳におけるシナプス刈り込みには、抑制性神経伝達物質であるγ-アミノ酪酸(GABA)の働きが必要であるとされる。
*1シナプス刈り込みの分子メカニズムを解明 | 東京大学: https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/p01_230531.html
*2抑制性神経伝達物質GABAが脳のシナプス刈り込みを制御する | 東京大学: http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_240427_j.html
*2抑制性神経伝達物質GABAが脳のシナプス刈り込みを制御する | 東京大学: http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_240427_j.html
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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:06:28