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分子シャペロンを参照。
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細胞が自己の成分を分解する機能。細胞の一部を小胞で隔離し、その内容物を細胞内のリソソームに運んで分解する機構。全ての真核生物が保有しているとされる。オートファジーのオート(auto)はギリシャ語で「自己」、ファジー(phagy)は「食べる」の意であるため、自食作用とも呼ばれる。厳密には、細胞質におけるタンパク質や細胞小器官の非選択的な分解機構。選択的なオートファジーも存在する。細胞が飢餓などのストレスへの対応のため、自身が持つ細胞小器官などを分解して得たアミノ酸を利用して必要…
分泌タンパク質の品質を監視するシャペロンタンパク質。小胞体に存在し、酸化還元により活性制御を受ける。細胞内でのERp44の正常な機能には、亜鉛イオンが細胞のゴルジ体に局在する亜鉛トランスポーターによってゴルジ体中に取り込まれ、ERp44に一時的に結合することが必要であると報告されている。プロテインジスルフィドイソメラーゼのひとつであり、インスリンの生合成に関わるとされる。分子間のジスルフィド結合を介してアディポネクチンや抗体の多量体形成、酸化還元酵素の細胞外への分泌などを制御…
ATPによって働くペプチド輸送体。TAP-1とTAP-2からなるヘテロ二量体。古典的クラスⅠ分子による抗原提示において、プロテアソームによって産生されたペプチド断片を小胞体内へ輸送するタンパク質。プロテアソームによって限定分解されてできたペプチドはHSP70などのシャペロンにより小胞体に輸送された後、TAPによって小胞体の内腔へと導かれる。ATP依存性にペプチドを輸送する。MHCクラスⅠ分子に結合しやすい7〜13個のアミノ酸からなるペプチドを効率よく輸送する。TAPの遺伝子が…
BAMの構成要素のひとつ。グラム陰性菌の外膜に存在し、βバレルタンパク質のフォールディングと外膜への挿入に必須のシャペロンタンパク質。ダロバクチンはBamAに結合し、そのフォールディング活性を低下させる。
細胞内の小胞体で翻訳されたMHCクラスⅡ分子がMⅡCへ輸送される過程で、他の細胞内のペプチドと結合しないようにMHCクラスⅡ分子の抗原結合部位を塞ぐシャペロンタンパク質。MHCクラスⅡ分子のα鎖とβ鎖が翻訳されると、小胞体内でインバリアント鎖と複合体を形成し、小胞体からゴルジ体を通り細胞膜へと輸送された後エンドサイトーシスされ、小胞輸送によってMⅡCへ輸送されるが、この輸送に不可欠であると同時に抗原結合部位をCLIPで塞いでいる。MHCクラスⅡ分子と結合しているインバリアント…
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