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スクラロース(sucralose)

スクロース分子中の1、4、6位の3つのヒドロキシ基塩素原子に置換された人工甘味料高甘味度甘味料)。4,1',6'-トリクロロガラクトスクロースとも呼ばれる。*1

スクラロースの化学構造

1976年にシャシカント・ファドニス(Shashikant Phadnis)によって発見された。

スクロース砂糖)の600倍の甘さを持ち、高温でも極めて安定である。また、グルコースの吸収や他の炭水化物代謝を阻害せず、インスリン分泌に影響を与えない。商品名はスプレンダ(Splenda)。様々な試験の結果安全が確認され、1999年にFDAによって一般に使用できる甘味料として承認された。*2*3

ほとんど吸収されないためカロリーがない。*4

*1人工甘味料スクラロースをビタミンB12で脱塩素化! | 九州大学大学院工学研究院応用化学部門分子教室 久枝研究室: http://www.chem.kyushu-u.ac.jp/~yhisaeda/?p=2447
*2Toxicity of Sucralose in Humans: A Review: http://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/download?doi=10.1.1.730.9262&rep=rep1&type=pdf
*3Columbia University, Sucralose (Splenda) | Go Ask Alice!: http://goaskalice.columbia.edu/answered-questions/sucralose-splenda
*4人工甘味料と糖代謝: http://libir.josai.ac.jp/il/user_contents/02/G0000284repository/pdf/JOS-02873516-66-69.pdf

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このページの最終更新日時: 2018-03-14 (水) 13:40:43