最近更新された用語
スクリーニング検査を参照。
関連する用語
血液検査の項目のひとつ。乳酸脱水素酵素や乳酸デヒドロゲナーゼとも呼ばれる。解糖系により生じるピルビン酸を乳酸に還元する反応を触媒するデヒドロゲナーゼ。この反応と同時にNADHを酸化してNAD+を再生する。嫌気的な条件のもとでNAD+が枯渇するのを防ぐ働きを持つ。LDHを含む組織は多く、この値だけではどの組織で障害が起きているかを特定することは難しい。したがって、他の検査項目と組み合わせが重要となる。LDHはあらゆる組織に広く分布し、細胞の可溶性分画に存在する。LDH活性が血清…
血清中のタンパク質の分類。以下の5つに分けられる。-アルブミン(60.9~71.3%)-α1-グロブリン(1.8~2.7%)-α2-グロブリン(5.9~8.5%)-β-グロブリン(6.9~10.5%)-γ-グロブリン各分画に含まれるタンパク質の変動が病態により特徴的なパターンを示すことから、患者の全身状態を把握するためのスクリーニングに利用される。
内因系血液凝固による血液凝固にかかる時間。血友病などの診断に有用。血漿にカオリンなどを加え、血液凝固第Ⅺ因子および血液凝固第Ⅻ因子を活性化させ、さらに部分トロンボプラスチンとカルシウムイオンを加えてフィブリンが析出するまでの時間。内因凝固系のスクリーニング検査として用いられる。第XII因子やXI因子などを活性化する活性化剤を被検血漿に加えてフィブリンが析出するまでの時間を測定するものである。基準値(25.5~39.8秒)
ヒト型結核菌の培養液から分離精製した精製ツベルクリン(purified protein derivative : PPD)と結核菌の反応、またはその反応を調べる検査のこと。ツ反とも呼ばれる。ロベルト・コッホによって開発された。精製ツベルクリンを皮内に注射して、48時間後に接種部位の変化(赤くなるなど)を調べ、結核菌の感染があるかを診断する。ツベルクリン反応はT細胞が関与するⅣ型アレルギーの一種。BCGワクチンの接種によって偽陽性となる問題がある。過去に結核菌に感染したことがあ…
無自覚の疾病または障害を持つ可能性のある人を暫定的に識別するための検査。多くの場合、スクリーニング検査だけでは疾病を持つことを確定することはできないので、これによって陽性となった場合は精密検査を行う。
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。