健康用語WEB事典

スクレイピー(scrapie)

神経系が冒される羊の病気。プリオン病のひとつ。ヒツジ海綿状脳症とも呼ばれる。*1

発症した羊は物に身体をこすりつけてをかきむしることから、こするを意味する「scrape」から名付けられた。*2

スクレイピーはヒトには感染しないとされている。

スクレイピーは200年以上昔からありました.人間はそれよりずっと昔から羊の肉を食べてきました.でも羊の肉を食べてCJDになった人はいません.CJDの9割は原因不明です.あとの1割前後は遺伝性あるいは発症前のCJDの人の組織(例:脳硬膜?下垂体から抽出した成長ホルモン)を治療目的に使った場合(医原性)に起こります.スクレイピーがある国でも,ない国でも,羊を食べようと,食べまいと,世界中どこでもCJDの発生率は同じでした.*3

*1感染症学第1回 プリオン: http://www.setsunan.ac.jp/~p-bisei/Lecture_files/NID13-08.pdf
*2技術評論社 石浦章一 タンパク質はすごい! 心と体の健康を作るタンパク質の秘密(2014/1/5)
*3国立犀潟病院 臨床研究部 池田正行 狂牛病の正しい知識 Version 4.1: https://square.umin.ac.jp/massie-tmd/bse.html

ご意見・ご要望をお聞かせください。


スクレイピーに関する情報を検索
[学術機関を検索] [政府機関を検索]



この用語を編集/画像添付
このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:06:34