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ストレスによって分泌量が増加するホルモンの総称。
グルココルチコイド(コルチゾールなど)のこと。
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肉体や精神にかかる負荷のこと。人間がストレスを受けると、それに対するストレス反応が中枢神経系や身体の各部位で発生する。例えば、脈拍が速くなり血圧が上がるなどである。過度のストレスによって生活習慣病の発症率の増加が確認されており社会問題となっている。胃潰瘍などの疾患や、脳への様々な悪影響が確認されている。動物に共通する代表的なストレス反応は「視床下部-下垂体-副腎皮質ストレス反応系(HPA軸)」と呼ばれ、身体的・心理的ストレスを受けた場合は、この反応によって副腎皮質ホルモンが分…
記憶に関わる脳の部位。短期記憶およびそれを長期記憶とする働きに関わる。見た目がギリシャ神話のポセイドンが乗る馬車を引く架空の動物に似ていることから名付けられたとされる。出来事の記憶の形成に海馬が必要であることが知られており、海馬を損傷すると新しく経験した事柄を記憶することができなくなる。また、ストレスによる悪影響を受けやすい部位であることが報告されている。海馬はまた、脳の虚血の影響を受けやすくストレスホルモンである副腎皮質ホルモンの作用部位でもあることから、ストレスの影響を受…
生体内の特定の細胞で産生されて血流で標的となる臓器に運ばれ、それを受け取る受容体を持つ細胞に作用して特定の応答を引き起こす物質。名前の由来は、ギリシャ語で「興奮させる」という意味の hormaein とされる。血液を介して情報伝達を行うため、血管が通っていれば離れた部位にも作用できる。体内に100種類以上のホルモンが確認されており、体の各部位ごとに異なる種類のホルモンが分泌される。ホルモンは微量で十分な作用を及ぼす。ホルモンの量が過剰であると、その作用が低下する場合も報告され…
グルココルチコイドのひとつ。もうひとつのグルココルチコイドであるコルチゾンの11位のケトン基がヒドロキシ化された構造を持つためヒドロコルチゾンとも呼ばれる。起床時に多く分泌され、就寝時には分泌量が減少する。ストレスによって分泌量が増加するストレスホルモンでもある。血圧を上昇させる。セロトニンを減少させる作用を持つ。ストレス(精神的・肉体的ストレスの他、飢餓、寒冷、外傷など)にさらされると、視床下部室傍核の CRH 分泌が増加し、それにより下垂体からの ACTH 分泌が増加し、…
副腎の副腎皮質から分泌される3種類のステロイドホルモンの総称。-ミネラロコルチコイド(鉱質コルチコイド)-グルココルチコイド(糖質コルチコイド)-アンドロゲンストレスを受けたときに分泌されるストレスホルモンの一種でもあり、体の抵抗性を強める効果があるが、脳への悪影響も確認されている。このホルモンが過剰に分泌される病気をクッシング病と呼び、クッシング病患者の海馬には異常がみられる。副腎皮質ホルモンの生成にはビタミンC(アスコルビン酸)を大量に必要とするため、副腎皮質にビタミンC…
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