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結核の抗生物質として使われるアミノ糖。*1
原核生物のタンパク質合成を阻害する。
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毛髪や筋肉、臓器など人体の各部を構成する必須の栄養素。三大栄養素のひとつ。漢字では蛋白質と表記する。蛋白はもともと卵白の意味。英語ではプロテインと呼ばれ、これはギリシャ語で「一番大切なもの」を意味するプロティオス(proteios) に由来する。体内に存在する酵素や受容体、免疫の抗体、血液中の血球などもタンパク質によって構成されている。人体全体の10〜15%程度を占める。化学的には、アミノ酸から成るペプチドが集まった一本のポリペプチドから作られる巨大な分子。タンパク質を構成す…
単糖類の一部のヒドロキシ基がアミノ基に置換された誘導糖。一般的な糖であるグルコースやスクロースは炭素・水素・酸素からなる。これらの元素以外に窒素原子も含む糖のことをアミノ糖と呼ぶ。N-アセチルグルコサミンは最も代表的なアミノ糖。炭水化物の多くは、分岐した短い糖鎖と窒素を含むアミノ糖からなる。糖の1位にアルデヒド基、2位にフリーのアミノ基を持つアミノ糖はDNA一本鎖切断活性を有する。-グルコサミン(グルコースのアミノ糖)-ガラクトサミン(ガラクトースのアミノ糖)-マンノサミン(…
放線菌の属。抗生物質や免疫抑制剤、抗寄生虫薬となる有用な化合物を産生する。ストレプトマイシンの名の由来となった。ストレプトミセスとも。-ストレプトマイセス・グリゼウス-ストレプトマイセス・ノドサス-ストレプトマイセス・フルビシムス-ストレプトマイセス・カスガエンシス-ストレプトマイセス・セリカラー-ストレプトマイセス・アベルメクチニウス-ストレプトマイセス・フラディエ
ストレプトマイシンを産生する放線菌。その染色体には8,545,929の塩基対があり、タンパク質をコードする遺伝子が7138個発見された。
菌糸が放射状に伸びることから名付けられた、土壌に生息する原核生物(真正細菌)。原核生物でありながら真核生物のカビに似た複雑な形態分化を行うという特徴を持つ。人体に害を及ぼす病原性放線菌が存在するが、ストレプトマイシンやタクロリムスなど、有益な物質を持つ種類もある。放線菌の一種であるストレプトマイセス・グリゼウスから結核に効くストレプトマイシンが発見されて以来、約2400種の抗生物質のうち約2000種が放線菌によって生産されることが報告されている。
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