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細菌の細胞壁の形成における最終段階に必要なトランスペプチダーゼ。N-アセチルムラミン酸に結合しているペプチド鎖末端の2連続したD-アラニンのうちの最後のものと、別のペプチドの中盤にあるL-リジンの側鎖からペプチド結合で伸びた5連続のグリシンのN末端を付け替える反応を触媒することで、細胞壁の網目構造の構築に関わる。ペニシリンやセファロスポリンによって阻害される。
溶血性レンサ球菌が血液へ侵入することによって引き起こされる重篤な疾患。いわゆる人食いバクテリアの正式名称。主にA群が原因となるが、B群、C群、G群による発症も報告されている。進行が早く、発病後数十時間以内にショック状態から死に至ることもある。日常生活を営む状態から24時間以内に多臓器不全が完結する程度の進行を示す。A群レンサ球菌による軟部組織炎、壊死性筋膜炎、上気道炎・肺炎、産褥熱は現在でも致命的となりうる疾患である。劇症型溶血性レンサ球菌感染症は突発的に発症し、急速に多臓器…
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