健康用語WEB事典

セラチア(Serratia marcescens)

常在菌のひとつ。便口腔などから分離される。大腸菌肺炎桿菌などに近い。通常は問題とはならないが、日和見感染を起こす。*1

呼吸器尿路感染症を引き起こす。院内感染による死亡例も報告されている。*2

セラチア菌は本来弱毒性細菌であり,健常者ではその感染により重篤な症状を呈することはまれである。しかし,免疫不全患者や外科手術後の患者など,免疫の低下した患者では敗血症など重篤な症状を引き起こすことがある。*3

*1国立感染症研究所 感染症情報センター セラチアとは?: http://idsc.nih.go.jp/disease/serratia/serratia.html
*2No.134 セラチア菌による院内感染 – H・CRISIS: https://h-crisis.niph.go.jp/?p=83036
*3足潰瘍にセラチア菌感染を生じ,治療に難渋した1例 福岡晃平 中山敏 陶山淑子 八木俊路朗 千酌浩樹: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsswc/6/4/6_167/_pdf/-char/ja

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このページの最終更新日時: 2019-04-04 (木) 08:30:26