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ソブリヌス菌(Streptococcus sobrinus)

虫歯菌のひとつである、ストレプトコッカス属のレンサ球菌。学名はストレプトコッカス・ソブリヌス

グルコシルトランスフェラーゼを持ち、スクロースを分解して得られるグルコースを結合させて非水溶性グルカンを合成する。*1

ソブリヌス菌口腔に単独で存在することは稀で、ミュータンス菌と共存していることが報告されている。さらに、この共存によって虫歯の発症を促進しているとされる。*2

ミュータンス菌とは代謝経路が異なることが知られている。また、ミュータンス菌と異なり形質転換ができないため、遺伝子解析が困難。*3

タグ: 虫歯 う蝕 細菌 レンサ球菌 ミュータンス菌 ストレプトコッカス

*1KAKEN — 研究課題をさがす | ミュータンス菌のグルカン合成酵素の構造と機能 (KAKENHI-PROJECT-06671811): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-06671811/
*2小児歯科学雑誌 グルカンバイオフィルムモデルにおけるミュータンスレンサ球菌の酸産生 佐藤恭子 星野倫範, 藤原卓: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspd1963/45/3/45_412/_article/-char/ja/
*3IRUCAA@TDC : もう一つのヒトう蝕原因菌で遅れている遺伝子機能解明への一つのアプローチ: http://hdl.handle.net/10130/1037

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このページの最終更新日時: 2022-05-13 (金) 07:36:37