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グルコースをソルビトール(ポリオール)を介してフルクトースに代謝する経路。解糖系の副路。酵母からヒトまでの進化段階で保存されおり、役割は昆虫と哺乳類で共通していることが知られている。以下の2つの反応が起こる。+アルドースレダクターゼがNADPHを補酵素にしてグルコースからソルビトールを産生+ソルビトールデヒドロゲナーゼがNADを補酵素にしてソルビトールからフルクトースを産生ポリオールの代謝異常は糖尿病網膜症の発症と進行に関わるとされる。ポリオール経路がショウジョウバエとマウス…
甘味料として食品に使用される難消化性の糖質。化学的には糖が還元されてアルコール(ヒドロキシ基を持つ化合物)となったもの。アルドースまたはケトースを還元して得られるポリヒドロキシアルカン。糖アルコールの「アルコール」とは化学的な意味であって、酒類のアルコール(エタノール)とは異なる。糖アルコールはミュータンス菌などによって代謝されないためプラークの原因にならず、また、小腸で分解・吸収されにくいという特徴を持つ。マルチトール等の糖アルコールは非う蝕性で Streptococcus…
バラ科リンゴ属の落葉高木およびその果実。漢字では林檎。紀元前2,000年頃から栽培が確認されている。国内では1871年にアメリカから持ち込まれた。現在の国内の代表的な品種は「ふじ」。リンゴの果肉の一部が水浸状になっている部分は蜜と呼ばれ、ソルビット(ソルビトール)が細胞内に水浸状に溜まったもの。栄養成分は皮の近くに蓄積しているとされる。赤いものはアントシアニンによる色。
単糖類のひとつ。ナナカマドやパッションフルーツ、リンゴ酢などに含まれる。自然界には多くがL体として存在し、初めて自然からL体で単離された糖であった。D-グルコースを酢酸菌やグルコン酸菌で発酵させることにより得られる。D体はソルビトールから生成されビタミンC合成における原料となる。ヒトがL-ソルボースを経口摂取しても腸内細菌によって発酵されず、腸内細菌叢にほとんど変化がないことが報告されている。
甘味料として使われる糖アルコールのひとつ。グルコースのポリオール。ソルビトールやグルシトールとも。バラ科果(リンゴ、ナシ、モモなど)は光合成で得たエネルギーをソルビットに変換して蓄える。ビタミンCの化学的合成において、ソルビットのL体はD-ソルボースの前駆体となる。
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