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タウタンパク質を参照。
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神経細胞の軸索内に存在する、分子量約5万の微小管結合タンパク質。微小管の重合を促進したり安定化したりする。ヒトのタウタンパク質の遺伝子は17番染色体長腕17q21に存在し16個のエクソンからなる。スプライシングによってアミノ酸が352〜441個からなる分子量の異なる6種類のアイソフォームを発現する。認知症患者の脳内からは凝集したタウタンパク質が確認される。タウタンパク質の蓄積による疾患はタウオパチーと呼ばれる。タウタンパク質は微小管と結合するタンパク質で、神経細胞では軸索に局…
脳の神経細胞内において、過剰にリン酸化されたタウタンパク質が凝集したもの。アルツハイマー病における神経細胞脱落の主な原因とされる。老人斑ができた後に現れる。アルツハイマー病は、脳に、アミロイドβの巨大な線維状凝集体(「アミロイド線維」)からなる老人斑と呼ばれるシミができます。老人斑ができると、神経細胞内に「神経原線維変化」と呼ばれる「タウ蛋白質」の凝集体ができるとともに、神経細胞の機能維持や脳内の清掃をつかさどるグリア細胞が活性化され、炎症反応が起こって、やがて神経細胞が死に…
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