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受容体に結合できる分子のこと。受容体の種類によってリガンドとなる物質は異なる。結合した際の働きによって以下のように分類できる。-アゴニスト（作動薬）-アンタゴニスト（拮抗薬、遮断薬）-インバースアゴニスト（逆作動薬）-パーシャルアゴニスト（部分作動薬）

脳下垂体前葉のプロラクチン産生細胞から分泌される、約200個のアミノ酸残基からなるホルモン。魚類から哺乳類まで全ての脊椎動物に存在が確認されている。泌乳刺激ホルモンとも。脳下垂体から分泌されるホルモンの中でも最も多くの作用を有するとされる。乳腺の上皮細胞からも生成されることが確認されている。そのプロラクチンは乳中に含まれる。乳腺の発達や母乳の産生を促進する作用を持つ。過剰な分泌によって高プロラクチン血症が引き起こされる。

ある物質（リガンド）が供給され続けることで、それに対する受容体が増加する現象。例えば、ニコチンの供給によって増加するニコチン受容体。逆の現象はダウンレギュレーション。

リュープロレリンと酢酸の塩。商品名はリュープリン。性腺刺激ホルモン放出ホルモンの受容体のアゴニスト。本来のリガンドである性腺刺激ホルモン放出ホルモンより強くその受容体と結合し、受容体の数そのものが減少する現象（ダウンレギュレーション）を引き起こして性ホルモンの分泌を減少させる。長期投与によって男性においてはテストステロンの産生を抑制し、女性においてはエストラジオールの産生を抑制する。以下の疾患や症状に対して良好な臨床効果が認められている。-子宮内膜症-月経過多、下腹痛、腰痛及…

生体内の特定の細胞で産生されて血流で標的となる臓器に運ばれ、それを受け取る受容体を持つ細胞に作用して特定の応答を引き起こす物質。名前の由来は、ギリシャ語で「興奮させる」という意味の hormaein とされる。血液を介して情報伝達を行うため、血管が通っていれば離れた部位にも作用できる。体内に100種類以上のホルモンが確認されており、体の各部位ごとに異なる種類のホルモンが分泌される。ホルモンは微量で十分な作用を及ぼす。ホルモンの量が過剰であると、その作用が低下する場合も報告され…

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