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SGLT2阻害薬のひとつ。
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2014年に登場した糖尿病の治療薬。SGLT2に対する阻害効果によって尿への糖の排出を促進することで血糖を下げる。現在では現在は6種類が使用可能で、糖尿病のみならず心不全などの循環器疾患や慢性腎臓病などの多くの生活習慣病治療に用いられる。腎臓に作用し、尿中にブドウ糖(グルコース)を大量に出すようにすることで血糖値を下げる薬。体重が落ちるのが特徴。脂肪萎縮性糖尿病に効果があることが確認されている。難治性の糖尿病を呈する脂肪萎縮症に対して糖尿病の経口治療薬である SGLT2 阻害…
SGLTのひとつ。腎臓の近位尿細管に発現してグルコースの再吸収(尿細管細胞内への取り込み)を行う。精巣や脳動脈、小脳、大脳、甲状腺、肝臓にも発現する。SGLT2は糸球体で濾過されたグルコースの約90%を再吸収する。脳のSGLT2を阻害すると、失調歩行、呼吸の促迫、低体温などが現れる。尿細管のSGLT-2を阻害すると、腎盂・尿管・膀胱の拡張、膀胱炎、腎盂炎が起こる。SGLT2阻害薬には以下の種類がある。-イプラグリフロジン-ダパグリフロジン-ルセオグリフロジン-トホグリフロジン…
1835年にリンゴの樹皮から発見された、尿による糖の排泄を増加させる有機化合物。最初のSGLT阻害薬。SGLT1およびSGLT2に非選択的に働くことや、o-グルコシド構造のためβ-グルコシダーゼによって分解されやすこと、経口摂取ではバイオアベイラビリティが低い(吸収性が悪い)などの問題があるため、ダパグリフロジンなどの後継薬が開発された。血漿中の活性型GLP-1濃度を有意に上昇させる。この作用はシタグリプチンとの併用により増強される。
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