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テアニン(theanine)

緑茶に含まれるアミノ酸グルタミン酸誘導体

L-テアニンの化学構造

リラックス効果持ち、疫学的研究からはテアニンを含む緑茶を多く飲む人は精神症状が少ないという結果が報告されている。また、L-テアニン統合失調症うつ病の治療として有効である可能性が示唆されている。*1

樹でテアニンに日光が当たるとカテキンに変化する。テアニン血液脳関門を通過するため直接へ取り込まれる。抑制性ニューロンを促進し、興奮性ニューロンを抑制する。また、ドーパミン作動性神経を促進する。*2

神経幹細胞の増加を促進する。海馬歯状回の長期記憶と関係する神経新生を促進し、長期増強LTP)を増大させることが報告されている。*3*4

タグ: アミノ酸 誘導体

*1国立精神・神経医療研究センター 功刀浩部長 研究グループが、緑茶の旨味成分テアニンの向精神薬作用を明らかに: http://www.nips.ac.jp/srpbs/media/press/110825_ncnp_kunugi2.pdf
*2第9回 日本くすりと食品機能フォーラム 緑茶成分と機能性 ~テアニンと茶カテキンを中心として~ 太陽化学株式会社 小関誠: https://www.hoshi.ac.jp/site/nintei/pdf/2019/kusuri_shokuhinnkinou_09.pdf
*3テアニンは脳に活力を与えます 金沢大学名誉教授 米田幸雄: https://www.med.nagoya-u.ac.jp/pharmacy/18oyoyakuri/pdf/20160516.pdf
*4KAKEN — 研究課題をさがす | 緑茶テアニンによる記憶向上から視た海馬依存性長期記憶の基盤メカニズム解析 (KAKENHI-PROJECT-26460172): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-26460172/

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このページの最終更新日時: 2020-10-28 (水) 10:51:00