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テアフラビン(theaflavin : TF1)

紅茶に含まれるポリフェノール。紅茶の色素のひとつ。*1

テアフラビンの化学構造

紅茶の葉の発酵によって生成され、葉に1~2%程度含まれる。

お酒の醸造や納豆の製造など、通常の「発酵」過程では、微生物(厳密に言えば微生物酵素)の働きで食品成分が化学的変化を起こしますが、発酵茶(紅茶)の場合は、特別な意味を持っています。この場合は微生物の関与はなく、茶自身が持つ酵素ポリフェノールオキシダーゼ)の働きで、緑茶の成分であるカテキン類が2分子くっつく反応により、テアフラビン類という赤色色素が生成します。*2

テアフラビンは、抗酸化作用アミラーゼグルコシダーゼの働きを阻害する作用が確認されている。*3

テアフラビンの誘導体*4

*1紅茶ポリフェノール成分について: http://www.ph.nagasaki-u.ac.jp/lab/natpro/research/blacktea.html
*2食のいま 第58号 「お茶の「色」にまつわるトリビア」: http://www.nvlu.ac.jp/food/blog/blog-058.html/
*3発酵で変わるカテキン類の構造と機能: http://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/9105/9105_biomedia_5.pdf
*4Antiviral activity of theaflavin digallate against herpes simplex virus type 1 - ScienceDirect: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S016635421500073X

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:06:47