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テアルビジン(thearubigin)

紅茶に含まれる、水に溶けやすい赤褐色の色素。タンニンに分類されるポリフェノールのひとつ。

紅茶の色は大部分がテアルビジンによるものとされる。*1

もう一つの紅茶の色素であるテアフラビンよりも多く含まれる。*2

発酵時間が長いほど、紅茶中のテアルビジンは増加する。

テアフラビンやテアルビジンの含量は紅茶製造中の発酵時間などによって変化し,時間の経過につれてテアフラビンが一たん増加後減少の傾向をたどるのに対し,テアルビジンは増加し続ける。また,テアフラビンは一定の骨格をもった初期の酸化物であるが,テアルビジンは各種段階の酸化,重合物の総称で,種々の物質が存在すると思われるが構造は不明であり,大部分はテアフラビンと別個の経路から生成されるものと推測される。*3

*1紅茶ポリフェノール成分について: http://www.ph.nagasaki-u.ac.jp/lab/natpro/research/blacktea.html
*2岐阜大学 応用生物科学部 生物有機化学研究室 研究内容2: http://www1.gifu-u.ac.jp/~biochem/sub4.html
*3紅茶の水色および品質とテアフラビンおよびテアルビジンの含量: https://www.jstage.jst.go.jp/article/nskkk1962/16/6/16_6_266/_article/-char/ja/

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:06:47