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脱炭酸を触媒する酵素。脱炭酸酵素とも呼ばれる。
関連する用語
ウロポルフィリノーゲンⅢの四つの酢酸基のカルボキシル基を脱炭酸してメチル基とし、コプロポルフィリノーゲンとするデカルボキシラーゼ。
生体内における酵素とは、化学変化において触媒の働きをするタンパク質を指す。生体触媒とも呼ばれる。触媒はそれ自身は変化せず、他の物質の化学反応を促進する。具体的には、化学反応に必要なエネルギー(活性化エネルギー)を下げて、反応の速さを数百万~数億倍にする。食品の発酵も酵素の働きによるものであり、酵母(ギリシャ語では zyme)の中(ギリシャ語では en)で発酵が起きることから酵素(enzyme)と名付けられた。酵素の中には、他の酵素と結合して複合体として働くものもある。例えばク…
ヒスチジンの脱炭酸によってヒスタミンを生成する反応を触媒するデカルボキシラーゼ。ビタミンB6を補酵素とする。マスト細胞、好塩基球、ECL細胞、神経細胞、マクロファージ、樹状細胞、好中球などが細胞内に持つ。
α-ケト酸デヒドロゲナーゼ複合体のひとつである多酵素複合体。ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体およびα-ケトグルタル酸デヒドロゲナーゼ複合体と共にミトコンドリアに局在する。分枝鎖アミノ酸に由来する分枝鎖α-ケト酸を酸化的に脱炭酸する反応を触媒する酵素であり、この反応は分枝鎖アミノ酸の代謝分解の律速段階。ロイシン、イソロイシンおよびバリンがそれぞれアミノ基転移を受けて生じるα-ケトイソカプロン酸、α-ケト-β-メチルバレリン酸およびα-ケトイソバレリン酸のいずれをも基質とする。触…
L-オルニチンからプトレシンを生成する反応を触媒するデカルボキシラーゼ。
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