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滑面小胞体で飽和脂肪酸から不飽和脂肪酸を生成する反応を触媒する酵素。不飽和化酵素とも。*1
例えば、ステアリン酸からオレイン酸が生成される。
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一価不飽和脂肪酸のひとつ。炭素数18のn-9系脂肪酸(18:1Δ9)。植物はこのオレイン酸から、不飽和脂肪酸であるリノール酸やα-リノレン酸を合成できるが、動物はその合成を行う酵素を持っていないため、これらは食事から摂取する必要のある必須脂肪酸となっている。体内で飽和脂肪酸のステアリン酸から生成される。オレイン酸にはがんの発生を抑制する効果があることが示唆されている。一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸を多量摂取している南ヨーロッパ,北アフリカ,中東などの地中海沿岸の国々では癌の…
脂肪酸を構成する化学結合の中に二重結合が含まれているもの。常温で固まりにくい油脂。不飽和脂肪酸のうち、二重結合が1つしかないものを一価不飽和脂肪酸、 二重結合が2つ以上あるものを多価不飽和脂肪酸と呼ぶ。体内で重要な不飽和脂肪酸には以下のようなものがある。脂肪酸の分類脂肪酸名一価不飽和脂肪酸オレイン酸多価不飽和脂肪酸n-3系脂肪酸α-リノレン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸n-6系脂肪酸リノール酸、γ-リノレン酸、アラキドン酸多価不飽和脂肪酸の中でも鎖状に結合した3…
脂肪酸を構成する炭素鎖の中に二重結合を含まないもの。食品に含まれる飽和脂肪酸には以下のようなものがある。炭素数名称IUPAC名2酢酸エタン酸3プロピオン酸プロパン酸4酪酸ブタン酸5吉草酸ペンタン酸6カプロン酸ヘキサン酸7エナント酸ヘプタン酸8カプリル酸オクタン酸9ペラルゴン酸ノナン酸10カプリン酸デカン酸12ラウリン酸ドデカン酸14ミリスチン酸テトラデカン酸16パルミチン酸ヘキサデカン酸18ステアリン酸オクタデカン酸-バター-ヘッド-ラード-ヤシ油-パーム油
リノール酸からγ-リノレン酸を生成するデサチュラーゼ。タグ:
生体内における酵素とは、化学変化において触媒の働きをするタンパク質を指す。生体触媒とも呼ばれる。触媒はそれ自身は変化せず、他の物質の化学反応を促進する。具体的には、化学反応に必要なエネルギー(活性化エネルギー)を下げて、反応の速さを数百万~数億倍にする。食品の発酵も酵素の働きによるものであり、酵母(ギリシャ語では zyme)の中(ギリシャ語では en)で発酵が起きることから酵素(enzyme)と名付けられた。酵素の中には、他の酵素と結合して複合体として働くものもある。例えばク…
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