健康用語WEB事典

トキソイドワクチン(toxoid vaccine)

細菌の毒素を失活させたワクチン*1

毒素の毒性を失わせて免疫原性のみを残したもので、やはり不活化ワクチン同様に免疫効果は限定的です。ただし、侵入を予防するというよりは毒素活性を直接ブロックするという作用から、感染が疑われた直後(破傷風であれば外傷直後)の接種でも発症が予防できる可能性があります。*2

*1技術評論社 西村尚子 知っているようで知らない免疫の話 ヒトの免疫はミミズの免疫とどう違う?(2010/8/25)
*2予防接種の臨床メモ 第1版 佐久総合病院総合診療科 髙山義浩: http://plaza.umin.ac.jp/~ihf/memo/bedside/vaccination2008.pdf

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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:06:52