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シス-トランス異性体を参照。
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アミノ酸、イミノ酸のひとつ。主鎖の窒素原子と側鎖が共有結合した環状構造を持つ。分子式は C5H9NO2プロリンは通常アミノ酸のうち唯一のイミノ酸であり,イミノ窒素(第二級アミン)をピロリジン環状に含む環状アミノ酸である.プロリンは甘味を呈する。細胞内で水分含量に関わる浸透圧の調節、活性酸素の消去、タンパク質の安定化などの機能を有し、細胞を多様な環境の変化から保護することが報告されている。グルタミン酸から生合成される。コラーゲンに必須な構成要素。また、オルニチンからオルニチンオ…
18個の炭素を含み1個のトランス型不飽和結合を有する長鎖のトランス脂肪酸。オレイン酸の二重結合部分がトランス型となったもの。オレイン酸とエライジン酸(上図)では、炭素、水素、酸素の数、炭素、水素、酸素の結合の順序及び炭素-炭素二重結合のある場所は同じ(9個目の炭素)です。しかし、二重結合を構成している炭素の両側につながっている水素の位置が異なります。トランス型二重結合を持つエライジン酸は、トランス脂肪酸の一種です。オレイン酸の工業的水素化により生成され、マーガリンやショートニ…
炭素数18の一価不飽和脂肪酸(C18:1Δ11)。オレイン酸の異性体。炭素鎖の11〜12位にトランス型の二重結合を持ち、トランス脂肪酸に分類される。11-オクタデセン酸とも呼ばれる。1928年に動物の油脂から発見され、牛を意味するラテン語「vacca」から命名された。食品には反芻動物(羊や牛)の肉や乳製品、水素添加された油脂(マーガリンやショートニング、揚げ油)に含まれる。
11-シス-レチナールが光を受けることで、そのシス型部分が全て伸びた形(トランス型)に変換された活性状態のレチナール。オールトランスレチナールとも。目のロドプシンにおいて、この活性状態がGタンパク質を介した情報伝達系を駆動し、視神経に興奮をおこさせ光を認識する。
レチノイン酸の一種。レチノイン酸が持つ二重結合部分が全てトランス型であるもの。トレチノインとも呼ばれる。急性前骨髄球性白血病の治療に用いられるレチノイン酸。がん化した未熟な前骨髄球を、レチノイン酸の経口投与によって好中球へ分化誘導し、その増殖を止めてアポトーシスを起こさせる。一方、レチノイン酸受容体の機能障害が顕著な患者には効果がなく、また、長期間投与すると耐性や副作用が生じる問題がある。表皮の細胞分裂を促進してメラニン色素を体外に出す働きを持つ。副作用として皮膚が剥けやすく…
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