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ナトリウムイオンを通過させるイオンチャネル。Naチャネルとも表記される。
関連する用語
特定の部位にのみ働く麻酔。神経細胞の細胞膜内部で電位依存性ナトリウムチャネルを阻害することによる神経伝導の抑制による効果。局所麻酔の副作用は、多くの場合偶発的な血管内注入によって発生する。中枢神経のナトリウムチャネルは心筋に比べて局所麻酔に対する感受性が高いため、通常、中枢神経症状が先行し、やや遅れて心血管症状が発現する。また、ベンゾカインやプリロカインをはじめとするいくつかの局所麻酔薬では、稀にメトヘモグロビン血症が発生し、酸素投与でも改善しない酸素飽和度の低下やチアノーゼ…
他の抗不整脈薬が使用できない、または無効な頻脈性不整脈の治療薬。心筋細胞膜のナトリウムチャネルを抑制する。商品名はアスペノン。
ナトリウムチャネルに対する遮断作用を主とする抗不整脈薬。細胞膜を通過し、細胞膜からチャネルタンパク質に移動することでチャネル孔の内側から結合部位に到達して遮断する。活動電位持続時間(APD)に及ぼす影響の違いなどによって以下の3種類に分けられる。
トウガラシの辛味成分。代表的なカプサイシノイド。舌や口腔、島皮質の味覚野にカプサイシン受容体が存在する。カプサイシン受容体は、痛みの情報を伝える神経経路に広く認められますが、舌や口腔粘膜、そして島皮質味覚野の神経細胞にも存在することが知られています。また、米国エール大学の研究グループは、ヒト被験者がカプサイシンを摂取すると島皮質味覚野に神経活動が生じることを、機能的脳核磁気共鳴撮像装置(fMRI)を用いた実験により最近明らかにしました。このことは、カプサイシンが口腔内のカプサ…
てんかん発作(欠神発作)に対する治療薬。ヒストン脱アセチル化酵素の阻害作用を持つ。妊婦が内服した場合、胎児に悪影響を及ぼす恐れがある。商品名はデパケン。γ-アミノ酪酸(GABA)の合成を促進し、GABA作動性神経を増強する。ナトリウムチャネルとT型カルシウムチャネルの抑制およびGABAトランスアミナーゼの阻害にってGABAを増量させると考えられている。脊髄性筋萎縮症で減少するSMNタンパク質の量を増やすことが知られている。
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