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尿細管でのナトリウムの再吸収を阻害し、それを排泄させる利尿作用。*1
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高血圧症や浮腫(心性浮腫、腎性浮腫、肝性浮腫)の治療薬。商品名はトリテレン。遠位尿細管でアルドステロンなどの鉱質コルチコイドに拮抗してナトリウム利尿作用を示すと同時にカリウムイオンの排泄を抑制する作用を有する。他の降圧利尿剤と併用される。
心臓(主に心室)から分泌される、32個のアミノ酸で構成されるペプチドホルモン。B型ナトリウム利尿ペプチドとも。基準値は18.4pg/mL未満。心不全や慢性腎不全、急性心筋梗塞、高血圧などで高くなる。豚の脳由来のナトリウム利尿因子として発見されたことからその名が付けられたが、後に心室が主な分泌部位であることが確認された。心室に負荷がかかることで心室筋から多く分泌される。急性心筋梗塞では著しく分泌される。また、その前段階である不安定狭心症で既にBNPの分泌が始まっていることが知ら…
NCXのアイソフォームのひとつ。腎臓でのナトリウムおよびカルシウムの再吸収に関わる。NCX2の機能を阻害するとナトリウム利尿と高カルシウム尿症がNCX1よりも強く起こる。
腎臓への血液量を増加させ、尿の生成を促す作用。カフェインやアルコール、テオフィリン、テオブロミン、マンニトールなどが持つ。逆に、ホルモンのバソプレシンは腎臓に働きかけ利尿を抑える。人為的な利尿作用を目的とした薬剤として利尿薬がある。利尿薬は、ナトリウムと水の排泄増加によって、体液貯留(浮腫)を改善させる。慢性腎臓病(CKD)では、ネフローゼ症候群などの浮腫の改善、腎機能低下に伴う体液量の増加や血圧の上昇の軽減を目的として使用される。-水利尿-浸透圧利尿--ナトリウム利尿
人体に必要なミネラルの一つ。生物の体内ではイオンとして存在する。体液の浸透圧の調節などを行う。ナトリウムとその塩類(例えば、塩化ナトリウム NaCl)は、細胞外液中の主要な有効浸透圧物質であるので、細胞外液にあるナトリウム総量は、細胞外液量を決定する主要な因子である。「ナトリウム」はドイツ語であり、英語では「ソディウム」と呼ばれる。ナトリウム Natrium はドイツ語であり、タンザニアにあるソーダの湖、ナトロン湖 L.Natron に由来する。英語名 Sodium はソーダ…
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