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コンドロイチン硫酸を含むプロテオグリカン。コンドロイチン硫酸プロテオグリカンの合成酵素(CSGalNAcT1)や分解酵素(MMP9)はグリア細胞に由来し、これらによる発現制御が加齢によって低下する認知機能の改善に重要であることが確認されている。加齢マウスでは、海馬の神経幹細胞のニッチの主要な構成成分であるCSPGの発現量が低下していることが報告されている。タグ:
乳がん発症の超早期にがん細胞を取り囲む微小環境(ニッチ)を整えることが知られている、細胞膜に結合している細胞内アダプター分子。がん細胞が増殖を開始するために必須。FRS2βは細胞内の小胞上でNF-κBを強く活性化し、これによって炎症性サイトカインを産生・放出が起こることで間質細胞や免疫細胞が引き寄せられることが確認されている。HER2に結合して細胞内セリン・スレオニンキナーゼERKを抑制する。タグ:
炎症性ケモカインのひとつ。CCL3を介して腫瘍部位に集積したCCR5発現線維芽細胞が、増殖因子を産生し、大腸がん発症進展過程に重要な役割を果たしていることが報告されている。白血病細胞から産生されたCCL3は骨髄内の造血幹細胞・前駆細胞(HSPCs)に作用し、HSPCsを骨髄外へと流出させることを通して、白血病細胞が増殖するために必要なスペースを確保し、その結果として慢性骨髄性白血病(CML)が発症することが報告されている。正常な骨髄においても好塩基球が恒常的にCCL3を産生し…
骨髄外で起こる造血。骨髄での造血では放出されない未成熟な段階の血球が血管内に放出されて循環することが知られている。胎生期の造血幹細胞は肝臓や脾臓において髄外造血を行う。成人では原発性骨髄線維症などの疾患によって起こることがある。LPSによって脾臓において髄外造血が起こるが、これにはTLR4が関与する。TLR4を発現するTLX1陽性細胞が造血幹細胞・前駆細胞ニッチとして髄外造血の場となっていることが報告されている。
真皮の乳頭層に存在するCD271陽性の幹細胞。真皮幹細胞の維持には乳頭層のニッチに存在するⅤ型コラーゲンが必要であることが報告されている。
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