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幹細胞を維持する細胞。支持細胞とも呼ばれる。*1
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造血ニッチ細胞が発現し、CXCR4とCXCL12の結合に関与する分子。顆粒球コロニー刺激因子によって発現が抑制される。VCAM-1は多くのセリン残基を有しており、セリンプロテアーゼによって切断される。この切断はHSPCs動員作用のメカニズムの一つと考えられている。切断された断片はsVCAM-1と呼ばれる。
CXCケモカインのひとつ。CXCL12をリガンドとする。好中球に発現する。ニッチ細胞から分泌されたCXCL12は造血幹細胞上のCXCR4に結合し、細胞遊走を引き起こす。また、造血ニッチ細胞が発現しているVCAM-1と造血幹細胞が発現しているVLA-4も両細胞の結合に関与する。CXCL12-CXCR4シグナルは、臓器特異的な血管形成、心形成、生殖細胞幹細胞の生殖腺へのホーミングなどに必須であることが明らかとなっています。
自己の複製や自己以外の様々な種類の細胞に分化できる細胞の総称。幹細胞の「幹」は木の幹を意味する。幹細胞が持つ様々な種類の細胞を派生して生み出す性質を、木が幹を中心として枝や葉を伸ばす性質に例えたもの。幹細胞は,自己以外の種類の細胞に分化する能力(分化能)と,細胞分裂をへて自己と同一の分化能をもつ娘細胞を生み出す能力(自己複製能)とをあわせもつ細胞として定義される.このうち,分化能として多能性をもつ細胞を多能性幹細胞とよぶ.-組織幹細胞(体性幹細胞)-多能性幹細胞通常、幹細胞が…
28個のアミノ酸からなる、副交感神経から分泌される神経ペプチド。血管作動性ペプチドとも。血管平滑筋には強力な拡張作用を示し、気道平滑筋には強力な弛緩作用を示す。小腸上皮幹細胞近辺の間葉系細胞直下に存在する。小腸上皮幹細胞のニッチ細胞であるパネート細胞がその受容体を発現している。
幹細胞の細胞数や増殖、分化など制御する微小環境の総称。単にニッチとも呼ばれる。骨幹端付近に存在し、その酸素濃度は低いことが知られており、低酸素ニッチとも呼ばれる。造血幹細胞の自己複製能や細胞周期を静止させるといった特性は,幹細胞が幹細胞ニッチに存在することにより維持されている。生体内において、造血幹細胞の性質、多分化能や自己複製能を維持するための特別な場所のことを「ニッチ」といい、造血幹細胞はこのニッチに遊走し細胞分裂を行うことで、血球細胞を供給しています。分化を抑える因子が…
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