健康用語WEB事典

ハイパーソニック・エフェクト(hypersonic effect)

ヒトの可聴音波周波数(約20000Hz)より高い周波数の音波(超音波)を聴くことで全体の神経が活性化する効果のこと。

26kHzをこえる高周波成分は、それ単独では人間に音としてきこえないにもかかわらず、それをふくんだ音は、それを除外した音にくらべて、脳波α波ポテンシャルを統計的に有意に増大させるとともに共存する可聴音をより快適に感受させる効果をもつことをみいだした。*1

ハイパーソニック・エフェクトの具体的な効果としては、血流の増大、脳波α波)の増強、免疫活性の上昇、ストレスホルモンの減少、音をより快く美しく感受させる反応、音をより大きく聴く方向へと行動を誘導する作用などが報告されている。

特に、可聴音と同時に80〜96kHzの高周波音を同時に聞いた場合に、から発されるα波の一部(10〜13Hz)が顕著に増加したことが確認されている。*2

*1CiNii 論文 -  ハイパーソニック・エフェクトについて: https://ci.nii.ac.jp/naid/110003296169/
*2東京大学 学位論文データベース 可聴域をこえる超高周波成分の周波数帯域が脳活動に及ぼす影響 福島亜理子: http://gakui.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/data/h24/128869/128869-abst.pdf

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このページの最終更新日時: 2018-03-13 (火) 10:23:15