健康用語WEB事典

ハーゲマン因子(Hageman factor)

内因系血液凝固に関わる血液凝固因子血液凝固第Ⅻ因子とも。

血管内皮細胞陰性電荷に接触することで活性化する。活性化したハーゲマン因子(血液凝固第Ⅻa因子)は、血漿トロンボプラスチン前駆物質血液凝固第Ⅺ因子)を活性化する。*1

例えば、血液注射器で採血した際はガラス壁に触れた途端にハーゲマン因子が活性化され、内因系血液凝固による血液凝固が段階的に進行し、次いで線溶系が活性化され始める。*2

*1近畿大学 輸血・細胞治療センター 血栓傾向を呈する血液疾患 播種性血管内凝固: http://www.med.kindai.ac.jp/transfusion/ketsuekigaku11.pdf
*2血清蛋白分画測定の意義 金沢大学がん研究所分子免疫部 右田俊介: https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscc1971b/2/1/2_1/_article/-char/ja/

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このページの最終更新日時: 2018-09-23 (日) 13:30:01