健康用語WEB事典

バイアスアゴニスト(biased agonist)

複数のシグナル伝達機構のうち、ひとつあるいは少数を選択的に活性化できるアゴニスト作動薬)。基準となるアゴニスト(通常は内因性リガンド)と比べて、特定のシグナルに偏り(バイアス)を持って活性化する。バイアス型アゴニストバイアス型作動薬とも。*1

作用に関連するシグナル伝達を選択的に活性化することで作用と副作用を分離できる。主作用に関連するシグナルを強く誘導する一方で、望まない副作用に関連するシグナルを誘導しないバイアス型作動薬は、より安全性の高いとなることが期待される。*2

タグ: アゴニスト リガンド 副作用

*1植物の病原菌感染を防ぐ画期的な植物免疫強化剤を開発 〜植物免疫の歴史的難問「生長と防御のトレードオフ」を解決〜|東北大学 大学院 生命科学研究科: https://www.lifesci.tohoku.ac.jp/date/research/detail---id-48218.html
*2シグナル伝達の「偏り」を生み出すリン酸化機構の解明... | プレスリリース・研究成果 | 東北大学 -TOHOKU UNIVERSITY-: https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2022/02/press20220210-03-signal.html

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このページの最終更新日時: 2022-02-11 (金) 16:37:40