バー小体(Barr body) †
細胞核の中に存在する、女性の2つのX染色体のうちの1つが不活性化されて折りたたまれヘテロクロマチンとなったもの。女性の細胞に見られる。余分となったX染色体の情報を読み取られないようにする働きがある。バール小体とも呼ばれる。
バー小体の形成には2つのタンパク質(HBiX1、 SMCHD1?)が必要とされる。
男性よりもX染色体を1本多く持つ女性の場合,どちらか1本の働きが休止状態でなければ,生存できないことがわかっています。この“働いていないほう”のX染色体,すなわち不活性のX染色体は小さく折りたたまれて凝縮した「バー小体」として細胞の核内に観察されます。*1
*1北海道大学 女性特有の“働かない”X 染色体の仕組みを解明 筋ジストロフィーやがんの病因究明の手がかりに: https://www.hokudai.ac.jp/news/130401_pr_sci.pdf
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このページの最終更新日時: 2017-12-04 (月) 18:07:07