最近更新された用語
関連する用語
グランザイムが引き起こす非カスパーゼ依存性の細胞死のひとつ。ネクローシスに似た細胞死。プログラムネクローシスやパイロトーシスとも呼ばれる。RIP-1やRIP-3などの酵素によって制御され、TNF-αや紫外線、ウイルスの感染などによって誘導される。早期に細胞膜が崩壊することから周囲に強い炎症を惹起し、虚血再灌流障害やウイルス感染の排除に関与することが報告されている。これまでヒトの細胞には大きく分けてこの2つの細胞死があると考えられてきましたが、最近になって、プログラム細胞死(自…
カスパーゼのひとつ。腸管の上皮細胞はサルモネラ菌や腸管病原性大腸菌などの細菌感染に応答してカスパーゼ4依存的な細胞死を起こして病原体を排除する仕組みを持つ。赤痢菌はカスパーゼ4に特異的な阻害因子(OspC3)を分泌してこれに抵抗する。カスパーゼ4の活性化による炎症性細胞死はパイロトーシスと呼ばれる。タグ:
がんやウイルス感染、活性酸素などの様々な異物(非自己由来の物質)によるストレスを感知して細胞内で形成されるタンパク質の複合体。免疫応答を誘導する自然免疫受容体が得た情報に基づいて細胞内で形成され、生体の防御機構である炎症応答の誘導に必須。インフラマソーム活性化の結果放出されるインターロイキン1βが病態に関与する疾患は数多く存在します。代表的なものとしては痛風やアルツハイマー型認知症などがありますが、他にもアレルギーや喘息、多発性骨髄腫、最近では、新型コロナウイルス感染症の重症…
インフラマソームによって活性化されるカスパーゼ。IL-18の成熟に関わる。かつてはアポトーシスには関与しないと考えられていたが、神経細胞ではアポトーシス、マクロファージではパイロトーシスを起こすことが知られている。細胞質のガスダーミンDの有無により異なるタイプの細胞死を引き起こすことが報告されている。カスパーゼ1はもともとIL-1β変換酵素(ICE)として同定された酵素であり、その活性化は炎症性サイトカインIL-1βやIL-18を成熟型へとプロセシングする。さらに、ガスダーミ…
カスパーゼ1によって切断されることで細胞のパイロトーシスを誘導するタンパク質。細胞質に存在する。
コメント・訂正・追記
ご意見・ご要望をお聞かせください。