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パニツムマブ(panitumumab)

EGFRに対するIgG2モノクローナル抗体ヒト化抗体)。EGFR二量体化を阻害する作用を持ち、転移大腸がんに対する使用が認可されている。商品名はベクティビックス*1

作用機序はセツキシマブと同様であるが、セツキシマブに比べてEGFRに対する親和性の向上による効果の強化やヒト化抗体であるためアレルギー系の副作用が起きにくいという利点がある。一方で、IgG2であるためADCC作用およびCDC作用は比較的弱いと考えられる。

*1札幌医科大学医学部 消化器・免疫・リウマチ内科学講座 佐々木茂 篠村恭久 東京大学 医科学研究所 今井浩三 抗体治療: https://www.jstage.jst.go.jp/article/dds/30/1/30_16/_pdf

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このページの最終更新日時: 2018-11-10 (土) 08:37:44