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パントテン酸にシステアミンが結合した誘導体。分子式は C11H22N2O4S
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脂質代謝に関わる、パントテン酸の代謝産物。4'-ホスホパンテテインとも。コエンザイムA(CoA)やアシルキャリアータンパク質(ACP)の補欠分子族の構成成分。食事中に含まれるCoAは小腸でデホスホ-CoAやホスホパンテテイン、パンテテインに加水分解され、最終的にパントテン酸へ分解される。
アミノ基とチオール基を持つ有機化合物。その塩酸塩は抗酸化作用を持ち、また、放射線防護剤としての効果が報告されている。空気中でも酸化されて2分子が結合し、シスタミンとなる。キューティクル細胞層のジスルフィド結合に作用するため、毛髪のコールドパーマに利用される。
ビタミンBのひとつ。ビタミンB5とも呼ばれる。補酵素として、糖や脂質(脂肪酸)の代謝に関わる。例えば、ピルビン酸からのアセチルCoAの合成や脂肪酸からのアシルCoAの合成など。パントテンは「いたるところに存在する」という意味であり、その意味の通り、通常の食生活で不足することは稀とされる。パントテン酸自体は黄色の油状物質。食品添加物として使用されるカルシウムとの塩(パントテン酸カルシウム)は無色。パントテン酸の生理機能は,CoA や ACP の補欠分子族である4'-ホスホパンテ…
パントテン酸から合成される補酵素。CoAやCoASH、補酵素Aとも呼ばれる。リン酸のひとつがヒドロキシ基の部分に移動したアデノシン三リン酸(ATP)とパンテテインが結合した化学構造を持つ。パントテン酸 → 4'-ホスホパントテン酸システイン → 4'-ホスホパントテニルシステイン → 4'-ホスホパンテテイン → デホスホ-CoA → CoA律速酵素はパントテン酸キナーゼ。
ある物質の化学構造を一部変化させることで生成される、元の物質に似た化学構造や性質を持つ物質のこと。誘導体とは有機化合物の一部分が官能基の導入、酸化、還元、原子の置き換えなど、母体の構造や性質を大幅に変えない程度の改変がなされた化合物のことをいいます。誘導体から見た、その誘導体の元となる物質は前駆体と言える。
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