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生体膜に存在する、イオンを含む物質の輸送を仲介する酵素。透過酵素とも呼ばれる。*1
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生体内における酵素とは、化学変化において触媒の働きをするタンパク質を指す。生体触媒とも呼ばれる。触媒はそれ自身は変化せず、他の物質の化学反応を促進する。具体的には、化学反応に必要なエネルギー(活性化エネルギー)を下げて、反応の速さを数百万~数億倍にする。食品の発酵も酵素の働きによるものであり、酵母(ギリシャ語では zyme)の中(ギリシャ語では en)で発酵が起きることから酵素(enzyme)と名付けられた。酵素の中には、他の酵素と結合して複合体として働くものもある。例えばク…
大腸菌が持つ、β-ガラクトシダーゼとパーミアーゼ、トランスアセチラーゼの3種類の酵素を発現する遺伝子。lacオペロンとも表記される。
細胞や細胞小器官が持つ外界との境界の膜。基本構造は脂質二重膜。細胞が持つ生体膜を特に細胞膜と呼ぶ。生体膜の中には様々な働きを持つタンパク質が存在しており、これを膜タンパク質と呼ぶ。膜を構成する脂質や膜タンパク質には糖鎖が付いているものがあり、それぞれ糖脂質、糖タンパク質と呼ばれる。
帯電した粒子のこと。体内ではミネラルのイオンが細胞の働きに必要である。原子は何もなければ、正の電荷と負の電荷を等しく持つ。しかし、電子を放出したり取り込んだりすることができる。そのことによって、正や負に電気を帯びること(正または負の電荷が余っている状態)を帯電という。また、帯電した粒子をイオンという。正に帯電したイオンを陽イオン、負に帯電したイオンを陰イオンという。 ひとつの原子からなるイオンを単原子イオン、複数種類の元素が共有結合によって結合して電荷を持つものを多原子イオン…
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