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ヒストンH3(histone H3)

コアヒストンのひとつ。ヒストンH3の末端は自由度が高く、メチル化アセチル化リン酸化といった化学修飾によって細胞の増殖などの情報の伝達に関与する。

ヒストンH3の4、9、27、36、79番目のリジン残基翻訳後修飾としてメチル化が行われることが知られている。*1

コエンザイムAの不足が起こると、ヒストンH3が胆汁酸によって修飾され、本来の修飾が進行せず大腸がんの発症の原因となることが示唆されている。*2

*1特集 クロマチン構造 ヒストンH3のメチル化によるクロマチン構造の制御 中山潤一: http://www.nsc.nagoya-cu.ac.jp/~jnakayam/_src/sc740/pubj07.pdf
*2特集/古くて新しい胆汁酸研究 後藤順一: http://www.bureau.tohoku.ac.jp/manabi/manabi34/mm34-45.html

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このページの最終更新日時: 2018-01-12 (金) 08:50:39