健康用語WEB事典

ヒハツ(Piper longum L.)

コショウ科の植物。果実は漢方のひとつ。漢字では畢撥

冷え症の改善(先血流改善)効果を持つ。これは、ヒハツに含まれる辛味化合物TRPV1を介して作用するためと考えられている。*1

ピペルノナリンデヒドロピペルノナリンを含み、体の冷えや末梢循環の改善に有用であるとされる。更年期女性が長時間同じ姿勢を取り続けるとふくらはぎ部分にむくみが生じるが、ヒハツの摂取により下腿むくみが抑制されることが報告されている。*2*3

*1KAKEN — 研究課題をさがす | 「冷え」改善効果を有する食品の評価系の開発 (KAKENHI-PROJECT-15K00826): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-15K00826/
*2KAKEN — 研究課題をさがす | 更年期女性の不定愁訴を軽減させるための方策:継続的課題の達成と自己効力感 (KAKENHI-PROJECT-21792262): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-21792262/
*3ヒハツ成分ピペルノナリンによる血管弛緩作用機構の解明 山形大医 野呂田郁夫 石井邦明 / 丸善製薬 水谷健二 高柿了士 村上敏之 山口泰永 岩崎大剛 桑原浩誠 山本正次 / 東北大院薬 山下春菜 岩下真也 小原祐太郎 守屋孝洋 中畑則道: http://nenkai.pharm.or.jp/132abst/29E04-am02S.pdf

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このページの最終更新日時: 2019-12-14 (土) 15:11:58