ビタミンB2(vitamin B2) †
ビタミンBに分類される水溶性ビタミンのひとつ。黄色を呈す。水溶性ではあるが、ビタミンB1やビタミンCなどに比べて溶けにくい。人体中のビタミンB2は肝臓や心臓に多く含まれる。*1
化学的にはリボフラビン、フラビンモノヌクレオチド、フラビンアデニンジヌクレオチドの3つ。
β酸化のような通常の脂質の代謝や過酸化脂質の代謝に関わっている。エネルギー代謝への関わりが強く、欠乏すると成長抑制が見られたので成長(growth)にかかわるビタミンとして過去にはビタミンGと呼ばれた。*2*3
細胞内においてフラビンモノヌクレオチドおよびフラビンアデニンジヌクレオチドに変換され、エネルギー産生や物質代謝に関与する酵素の補酵素として働く。*4
アルカリ性に弱く、酸性や熱にはやや強い。光に当たると分解される。*5
ビタミンB2の食事摂取推奨量*6 †
年齢(歳) | 性別ごとの推奨量(mg/日) | |
---|---|---|
男性 | 女性 | |
1~2 | 0.6 | 0.5 |
3~5 | 0.8 | 0.8 |
6~7 | 0.9 | 0.9 |
8~9 | 1.1 | 1.0 |
10~11 | 1.4 | 1.3 |
12~14 | 1.6 | 1.4 |
15~17 | 1.7 | 1.4 |
18~29 | 1.6 | 1.2 |
30~49 | 1.6 | 1.2 |
50~69 | 1.5 | 1.1 |
70~ | 1.3 | 1.1 |
ビタミンB2の欠乏症 †
*1かんき出版 安田和人 あなたに必要なビタミンを教えます(1995/3/22)
*2ビタミンB2(リボフラビン)の食事摂取基準の資料: http://www.shc.usp.ac.jp/shibata/H16-18.I-02.pdf
*3ビタミンB2およびビタミンB6と生活習慣病 岐阜大学応用生物科学部食品科学系 早川享志: http://www.shc.usp.ac.jp/shibata/H17-V-3b.pdf
*4リボフラビントランスポータRFVT3(SLC52A3)の生理的役割に関する研究: http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/188734/2/yyakk00809.pdf
*5かんき出版 安田和人 あなたに必要なビタミンを教えます(1995/3/22)
*6日本人の食事摂取基準(2015年版)スライド集: http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000056112.html
*2ビタミンB2(リボフラビン)の食事摂取基準の資料: http://www.shc.usp.ac.jp/shibata/H16-18.I-02.pdf
*3ビタミンB2およびビタミンB6と生活習慣病 岐阜大学応用生物科学部食品科学系 早川享志: http://www.shc.usp.ac.jp/shibata/H17-V-3b.pdf
*4リボフラビントランスポータRFVT3(SLC52A3)の生理的役割に関する研究: http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/188734/2/yyakk00809.pdf
*5かんき出版 安田和人 あなたに必要なビタミンを教えます(1995/3/22)
*6日本人の食事摂取基準(2015年版)スライド集: http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000056112.html
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このページの最終更新日時: 2018-12-03 (月) 15:45:55