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p53を阻害し、それによるアポトーシスを抑制する物質のひとつ。*1
関連する用語
細胞死のひとつ。遺伝的にプログラムされた生理的で無害な細胞死。ギリシャ語で離れて(apo-)落ちる(ptosis)という意味。オタマジャクシが蛙に成長する過程で尻尾をなくしたり、人間の胎児にある水かきが消滅するのはアポトーシスによるものである。対して、病気などによる炎症反応を起こす細胞死をネクローシスと呼ぶ。通常、アポトーシスは炎症を伴わないが、大量のアポトーシスが一度に起こる場合は炎症が起こる場合があるとされる。生体内でアポトーシス細胞が生じると、マクロファージなどの貪食細…
がん抑制遺伝子のひとつ。細胞分裂の周期をコントロールする、393個のアミノ酸残基からなる転写因子。TP53とも。p53は、DNA損傷などの様々なストレスに反応してリン酸化、アセチル化などの化学修飾を受けて活動を開始する。遺伝子の修復やDNAに変異を受けた細胞の細胞周期の停止(細胞老化)、アポトーシスによる異常遺伝子の排除などによって、強力に遺伝情報を保護する役割を担う。その働きから「ゲノムの守護神」や「遺伝子の管理者」と呼ばれる。したがって、この遺伝子が変異してしまうとがん遺…
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