健康用語WEB事典

ピルビン酸キナーゼ(pyruvate kinase)

ホスホエノールピルビン酸からリン酸ADPに転移させてATPを生成する反応を触媒するアロステリック酵素解糖系の最後の反応であるピルビン酸の生成において重要。*1

L型、R型、M1型、M2型の4つのアイソザイムが存在する。腫瘍細胞ではM2型の発現が確認されている。*2

M2型ピルビン酸キナーゼは腫瘍の形成を促進し、細胞乳酸生成量を増加させて酸素消費量を低下させる。*3

*1KAKEN — 研究課題をさがす | ピルビン酸キナーゼのアロステリック調節機構の解明とその生理的意義 (KAKENHI-PROJECT-09780569): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-09780569/
*2KAKEN — 研究課題をさがす | プロセシングの違いによるピルビン酸キナーゼアイソザイムのmRNAの生成とその調節 (KAKENHI-PROJECT-61570124): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-61570124/
*3Nature ハイライト:がん細胞の代謝とワールブルク効果 | Nature | Nature Research: http://www.natureasia.com/ja-jp/nature/highlights/18332

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このページの最終更新日時: 2018-01-13 (土) 20:24:34