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ピロロキノリンキノン(pyrroloquinoline quinone : PQQ)

ピロールキノリンが結合したキノン原核生物や一部の真核生物酸化還元反応補酵素として利用される。*1

ピロロキノリンキノンの化学構造

抗酸化作用ミトコンドリア新生、神経保護などが報告されており、マウスの実験においてその経口摂取が発達や身体機能の維持に関わることが確認されている。*2

ヒトの母乳中に比較的高濃度(約150ng/mL)で含まれており、骨形成に関わることが示唆されている。高濃度で毒性を示すが、通常の摂取では腎臓で速やかに代謝されるため危険性は殆ど無いとされる。*3

*1きのこ由来新規ピロロキノリンキノン(PQQ)依存性糖酸化酵素の発見: https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/2014/20140829-1.html
*2名古屋大学 細胞膜由来活性酸素による寿命延長メカニズムを世界で初めて発見 新規食品素材 PQQ がもたらす寿命延長のしくみを解明: http://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/public-relations/researchinfo/upload_images/20170705_sci_1.pdf
*3KAKEN — 研究課題をさがす | ビタミン様キノン化合物ピロロキノリンキノンのトキシコゲノミクス解析 (KAKENHI-PROJECT-21790550): https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-21790550/

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このページの最終更新日時: 2019-05-11 (土) 12:13:38