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鉄の酸化を触媒する酵素。
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α2-グロブリンのひとつ。肝臓由来のタンパク質。小腸や十二指腸から吸収されて肝臓に運ばれてきた銅と結合し、これらを各臓器に輸送する。血清中の銅の約90%を保持する。銅はATP7B蛋白の働きにより肝細胞の細胞質からゴルジ体へ輸送され、セルロプラスミン結合銅となり、血液中・胆汁中に排泄されます。セルロプラスミンに含まれる銅は活性中心となり、二価鉄を三価鉄に酸化するフェロキシダーゼ活性を持つ。これによって酸化した鉄イオンをトランスフェリンに渡し、ヘモグロビンへの取り込みを促進する。…
3価の鉄イオン(Fe3+)。トランスフェリンに結合できる鉄イオンの状態。体内では、鉄イオンに還元される。肝臓に取り込まれた鉄
生体内における酵素とは、化学変化において触媒の働きをするタンパク質を指す。生体触媒とも呼ばれる。触媒はそれ自身は変化せず、他の物質の化学反応を促進する。具体的には、化学反応に必要なエネルギー(活性化エネルギー)を下げて、反応の速さを数百万~数億倍にする。食品の発酵も酵素の働きによるものであり、酵母(ギリシャ語では zyme)の中(ギリシャ語では en)で発酵が起きることから酵素(enzyme)と名付けられた。酵素の中には、他の酵素と結合して複合体として働くものもある。例えばク…
ヘモグロビンの原料となり、主に酸素を細胞に運ぶ働きをするミネラル。食品の栄養素としての鉄を強調する場合は「鉄分」と表記されることもある。ヒトは鉄を1日約1mgを消費する。しかし、食品からは8〜15%程度しか吸収できないため、消費量の約10倍(10mg)を摂取する必要がある。大部分は十二指腸で吸収される。吸収された鉄はトランスフェリンと結合して血液中を移動する。鉄には植物性食品に含まれる非ヘム鉄(三価鉄、Fe3+)と肉類に含まれるヘム鉄(二価鉄、Fe2+)の二種類があり、ヘム鉄…
以下のような化学反応。還元の逆反応。-酸素と結合する反応-水素を失う反応-電子を失う反応食品の劣化や生体内の物質に障害(活性酸素による酸化ストレス)を与える原因となる。食品中のタンパク質、脂質、糖質などが酸化されると、食品の劣化が起こります。それを防ぐために、真空パックや脱酸素剤封入包装、食品添加物として水溶性抗酸化物質のビタミンC、脂溶性抗酸化物質のビタミンEの添加など、様々な工夫で酸化を防いでいます。
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