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フェンサイクリジン(phencyclidine : PCP)

かつて麻酔として使用された有機化合物NMDA受容体を阻害する。フェンシクリジンとも。*1

フェンサイクリジン(フェンシクリジン)の化学構造

ドーパミン神経における神経伝達物質グルタミン酸に対する反応性を変化させ、幻覚妄想、精神錯乱などを誘発し、統合失調症と似た症状を引き起こす。繰り返しの仕様は依存症を引き起こす。*2*3*4

フェンサイクリジンにメトキシ基が結合すると、危険ドラッグであるメトキシフェンシクリジンとなる。

*1慶應義塾大学医学部 薬剤誘発性の統合失調症様認知機能障害の予防手段を発見 統合失調症の病態理解や治療法開発の手掛かりとなる可能性: https://www.keio.ac.jp/ja/press_release/2011/kr7a43000007pdi7-att/111005_1.pdf
*2[医学部] 薬物依存の神経機序の発見:幻覚剤のドーパミン神経への作用は、慢性投与の結果、抑制から興奮に転換する|2013年度|研究情報|お知らせ|自治医科大学: https://www.jichi.ac.jp/news/research/2013/20140221.html
*3技術評論社 石浦章一 タンパク質はすごい! 心と体の健康を作るタンパク質の秘密(2014/1/5)
*4[医学部] 薬物依存の神経機序の発見:幻覚剤のドーパミン神経への作用は、慢性投与の結果、抑制から興奮に転換する|2013年度|研究情報|お知らせ|自治医科大学: https://www.jichi.ac.jp/news/research/2013/20140221.html

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このページの最終更新日時: 2019-10-01 (火) 08:30:23