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フランシセラ・ツラレンシス(Francisella tularensis)

フランシセラ?グラム陰性好気性球桿菌。大きさは幅0.2μm、長さ0.2~0.7μm。自然環境下で最長数週間生存可能である。野兎病の原因細菌であり、野兎病菌とも。*1*2

マダニ類などの吸性節動物を介して、主に野兎や齧類などによって保持される。*3

大きく三つの亜種がある。

  • フランシセラ・ツラレンシス・ツラレンシス?(A型)
  • フランシセラ・ツラレンシス・パレアルクチカ?(B型)
  • フランシセラ・ツラレンシス・メディアシアティカ?

A型は北米に認められ、B型はアジア、ヨーロッパおよび北米で認められる。A型はB型より毒性が強い。

*1厚生労働省研究班 詳細ー野兎病 – バイオテロ対応ホームページ: https://h-crisis.niph.go.jp/bt/disease/3summary/3detail/
*2生物・化学兵器への公衆衛生対策 WHOガイダンス: http://www.nagasaki-u.ac.jp/gakusai/who/heiki-taisaku.pdf
*3国立感染症研究所 野兎病とは: https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansenn

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このページの最終更新日時: 2020-09-27 (日) 11:39:24