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酸と塩基の定義のひとつ。
ルイスの定義のうち、水素イオン(H+)のやり取りに着目したもの。*1
関連する用語
電子対を受け取る物質を酸(ルイス酸)、電子対を与える物質を塩基(ルイス塩基)とする定義。
水素原子(H)または水素ガス(H2)のこと。語源は、反応によって「水を生むこと」から。原子番号1。基本的に単体では存在しない。その原子核に含まれる中性子の数によって以下のように分類される。-軽水素 (中性子を持たない)-重水素(中性子が1つ)-三重水素(中性子が2つ)自然界の水素は99%が軽水素として存在するため、単に水素原子と言った場合は軽水素を指す。軽水素は、原子核が陽子(プロトン)1つのみで構成されている。極めて酸化されやすい気体。以下の反応によって、時に爆発を起こして…
狭義では水に溶けて酸性を示す物質の総称。塩基と反応して塩を作る。-アレニウスの定義では、水に溶けてH+(H3O+)を生じる物質が酸と定義される。-ブレンステッド・ローリーの定義では、H+を与えるもの(プロトン供与体)が酸と定義される。-ルイスの定義では電子対受容体が酸と定義される。例えば、酢酸は水に溶けると以下のように電離してプロトン(H+)を生じるとされる。CH3COOH → CH3COO- + H+実際にはH+というイオンは存在しえないので、厳密には水と反応してヒドロニウ…
以下の2つの意味がある。狭義では水に溶けて塩基性(アルカリ性)を示す物質の総称。酸と反応して塩を作る。-アレニウスの定義では、水に溶けて水酸化物イオン(OH-)を生じる物質が塩基と定義される。-ブレンステッド・ローリーの定義では、H+を受け取るもの(プロトン受容体)が塩基と定義される。-ルイスの定義では、電子対供与体が塩基と定義される。“塩基” に比べ、“アルカリ” という言葉の方が、私たちに馴染みのある言葉だと言えるかもしれません。しかしアルカリよりも、塩基の方が少し広い概…
帯電した粒子のこと。体内ではミネラルのイオンが細胞の働きに必要である。原子は何もなければ、正の電荷と負の電荷を等しく持つ。しかし、電子を放出したり取り込んだりすることができる。そのことによって、正や負に電気を帯びること(正または負の電荷が余っている状態)を帯電という。また、帯電した粒子をイオンという。正に帯電したイオンを陽イオン、負に帯電したイオンを陰イオンという。 ひとつの原子からなるイオンを単原子イオン、複数種類の元素が共有結合によって結合して電荷を持つものを多原子イオン…
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